印刷製本の際に知っておきたい事柄をピックアップしました。
表紙がやわらかい、一般的な製本です。
表紙は本文用紙と同じ大きさに仕上がります。
新書や文庫本、雑誌などに多く使用され、持ち運びに便利なのが特長です。
表紙にはボール紙が使用され、硬く丈夫で長持ちします。
また、表紙は本文用紙の大きさに比べ少し大きくなります。
高級な仕上がりの為ソフトカバーより割高になります。
「平綴じ」
紙の端から5mm程度を綴じしろとして針金で留めたものです。
丈夫ではありますが、本のノドいっぱいまで開くことはできません。(教科書・取扱説明書など)
「中綴じ」
紙を二つ折りにし、折目の部分を針金で留めたものです。
背がないため、背に文字は入りません。また、耐久性はありません。(週刊誌・取扱説明書・パンフレットなど)
「糸かがり綴じ」
本の背を糸でかがって綴じます。丈夫で長持ちするので、長期間使われる上製本などに採用される方法です。
(一般書籍・百科事典など)
「無線綴じ」
糸や針金を使わず、本の背を糊で固めて綴じます。
丈夫で長持ちします。(文庫本・雑誌など)
「あじろ綴じ」
無線綴じを改良したもので、本の背の部分に切れ目を入れて糊を浸透させます。
無線綴じよりも丈夫で長持ちします。(一般書籍・辞書など)
判型とよく使用されるサイズの一覧です。
判型 | 寸法(mm) | よく使用されるサイズ |
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A6判 | 148×105mm | 文庫・自分史・文芸書・詩集 |
新書判 | 179×105mm | 新書・自分史・文芸書・詩集 |
B6判 | 182×128mm | 自分史・小説・エッセイ集・句集・歌集・文芸書 |
四六判 | 188×128mm | 自分史・小説・エッセイ集・句集・歌集・文芸書 |
A5判 | 210×148mm | ビジネス書・専門書・技術書・学術書 |
B5判 | 257×182mm | 社史・写真集・作品集・画集・マニュアル集・絵本・技術書・学術書 |
A4判 | 210×297mm | 写真集・作品集・画集・絵本・技術書・学術書・記念誌 |
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